三光アドの100%株式を取得します

こんにちは。じげん経営戦略部長の寺田です。

株式会社じげんは株式会社三光アドの100%株式を取得致します。
プレスリリース投資家説明資料も公表済みですので、IRページをご覧ください。
株式取得額約31億円(ネットキャッシュが約10億円のためEnterprise Valueは約21億円)、対象会社売上高20.4億円、EBITDA5.6億円と、いずれもじげんとして過去最大、上場来では8社目のM&Aとなる予定です。

三光アドは東海地方における折込求人広告市場で首位のシェアを誇り、地域に根ざした強固なポジショニングと高い収益性を有する企業です。リアルな紙媒体とインターネット媒体とでは、展開地域はもちろん取り扱う求人情報の属性も大きく異なるため、三光アドにグループの一員となって頂くことで、じげんが運営するメディアの網羅性、利便性を更に高めることを目指しています。また、じげんの有するノウハウやテクノロジーを活用することで三光アドの集客力を強化し、顧客満足度向上と事業基盤拡大を促すことができると考えています。

じげんはこれまで、アグリゲーションメディアを多領域にわたって運営してきました。アグリゲーションメディアには複数の提携媒体の求人情報や不動産情報、中古車情報等が一括で掲載されており、グループ全体のデータベース数は約700万件、月間ユニークユーザー数は約1,000万に達しています。情報とユーザーがマッチングした際に初めて収益が発生する成果報酬型の課金体系を採用しており、確度の高い成果をお客様である提携媒体にお返しするため、応募や問い合わせといったユーザー行動が収益発生の判定基準となっています。
アグリゲーションメディアの運営によって培われた膨大なユーザーデータベースと情報データベースをマッチングさせるノウハウやテクノロジーは、じげんが有する最大の競争優位の1つであり、リジョブをはじめとするグループ企業においてもM&A後の急成長を牽引した重要な要因でした。

とは言え、英国の欧州連合離脱投票や米国大統領選挙における事前予想と結末の乖離が示した通り、それが人工知能であれ自然知能であれ、どんなに優れた分析能力や要素技術を有していても、インプットの質や量が不十分であればアウトプットの正確性は担保されません(いわゆるgarbage in, garbage out.)。確かにIoTは黎明期から揺籃期へと移り、オールドエコノミーのTech化も進んではいますが、我々が暮らすこの世界には、インターネットにアーカイブされていない情報がまだまだ残されています。

中期経営計画でも掲げているように、じげんは大量の情報を有機的に収束、再構築し、パーソナライズして届けることで、ユーザーの行動を促進するプラットフォームの創出を目指しています。そのためには、戦術や技術を磨くことはもちろん、一般的な枠組みに囚われずに対象情報領域を設定することが肝要であるはずです。一見するとじげんの既存領域から距離がありそうで「渋い」業界に映る折込広告も、本件のプロセスを進め三光アドの皆様と話し合う中で、実際には多くの戦略的なポテンシャルが秘められていると感じることができました。
三光アドを一代で築き上げた山本社長は、譲渡企業の選定にあたってM&A後の成長戦略を何よりも重視されていらっしゃり、経営者としてのお心意気に大変感銘を受けました。

少し早いですが、2016年を振り返ると1年間でソーシングをしたM&A案件は約100件、そのうち簡易的なものも含めてDDが約20件で、エリアビジネスマーケティングと三光アド、2件の株式取得に到る予定です。今後もじげんは、外部環境やキャッシュポジションに一喜一憂せず、案件の詳細検討や厳選を決して怠らず、規律的な投資姿勢を維持して企業価値最大化を図る所存です。

株式会社じげん 寺田