成長企業でコーポレート人材は成長できるか?

こんにちは。じげんCFOの寺田です。

2018年も残すところあと数日となりました。年末は経営者にとって戦略や戦術を顧みる機会ですが、今回は当社のコーポレート部門の採用状況を振り返りたいと思います。
管掌範囲である経営管理部(経理・労務・総務・法務)、経営戦略部(M&A・ファイナンス・経営企画)、情報システム室の採用プロセスにおいて、私はどこかで必ず候補者の方とお会いすることになっています。今年は約80件の採用面接に参加し、現在は部長を務める波多野を含めて経営管理部4名、経営戦略部1名、情報システム室2名の合計6名に入社してもらいました。

参考記事: 管理部インタビュー(4)女性ゼネラルマネージャーのキャリア編
https://corporateblog.zigexn.co.jp/interview/management_unit_interview4/
参考記事: ジャスネットキャリア 特集記事
https://career.jusnet.co.jp/search/detail.php?kno=ST0049158&category=ac_voice

私が参加する前のプロセスでお互いにご縁がなかった場合も含めて、当社として上記3部署で年間100名以上の方々とお会いしたことになります。じげんに興味を持たれた理由を伺うと、皆さんほぼ共通して「成長企業に身を置いて自分も成長したい」と回答されます。ベンチャー企業やインターネット企業では、新しい事業やサービスが頻繁に立ち上がっており、コーポレート部門でも変化に富んだエキサイティングな日々を送れるはず……こうした印象を抱いている方は多いと思います。

しかし、『成長企業に身を置くこと』と『個人、特にコーポレート人材の成長』は直結しない場合があります。ベンチャー企業では当事者意識やスピード感を持って能動的に業務を取りにいくべし、といった個人の心持ちの話がしたいわけではありません(それもそれで大切ですが)。たとえ経験豊富で優秀かつベンチャーマインドをお持ちの方でも、組織構造次第では意外と、成長企業においてキャリアアップやスキルアップが望めないことがあるのです。

具体的には、単一プロダクトや単一市場への収益的、戦略的依存度が高い企業では、たとえ業績が拡大傾向にあってもコーポレート人材の活躍余地は限定的となる場合があります。一点に集中してそれを磨き上げる経営戦略自体は素晴らしいかもしれませんが、売上や社員は増えているのに企業としての戦略に幅が出ず、例えば経理であればルーティンワークの金額や頻度が上がっていくだけ、ということになりかねません。

また、現時点や直近の数年間でコーポレートアクションが多くても、持続性が伴わない事例もあります。IPO直前期の会社にジョインして取り急ぎ目前のIPOプロジェクトをやり遂げたものの、上場後は会社も経営者もすっかり落ち着いてしまい手持ち無沙汰になった、という話を聞くことは少なくありません。長期的な就業を前提とした職場選択においては、いかに経営戦略にコーポレートアクションがビルトインされているか、という点が肝要です。

このように、『会社としては成長中に見えるが実はコーポレート部門が硬直化している』企業は一定程度存在しています。そして所属している部門の硬直性は、コーポレート人材の個人成長にとって深刻な問題となり得ます。

一例としてセールス人材であれば、営業成績等を相対的に同一尺度で評価しやすく、たとえ組織自体が硬直化していてもポジションや業務範囲が変化し得ます。また、金融やコンサルといった業界のプロフェッショナルファームでも、会社全体の業績は全く伸びていないのに社員の士気は高いということがあります。これは報酬体系だけではなく、個人の成果に応じて業務の内容や裁量が広がったりする機会があることも一因でしょう。

ただしコーポレート部門においては、組織としてのミッションが一定だと、組織内の個人のポジションや業務範囲も固定的なものとなりやすい傾向があります。硬直的なコーポレート部門では新しい業務に取り組む機会がほとんどなく、たとえスキルを磨いたとしてもその実力を披露しづらいためです。

一方で、アクションが豊富で組織としてのミッションが広がっているコーポレート部門では、個人の裁量もタテ・ヨコ・ナナメに拡大しやすいと言えます。繰り返しになりますが、柔軟なコーポレート部門であるか否かの条件は、成長企業というだけでは不十分で、コーポレート部門のミッションと会社全体の経営戦略との連動性に依拠します。

以上を踏まえると、コーポレート人材の就職・転職においては、候補企業の経営戦略を可能な限り理解し、分析することが重要かと思います。上場企業であればIR資料、上場企業でなくとも経営陣のインタビュー記事等を読み込んだうえで、自分なりの仮説を持って採用面接に臨むのが良いのではないでしょうか。

例えばじげんグループでは、下記のスライドをIR資料として開示しています。

当社がライフメディアプラットフォームとして成長するための戦略は、送客力向上、顧客基盤拡大、領域拡張の3つに大別されます。

このうち、送客力向上に関しては強みであるマッチングテクノロジーによって自力で推進しています。一方、顧客基盤拡大や領域拡張には、外部との提携やM&Aも積極的に活用してきました。そして非連続的な戦線拡大を支え、牽引する機能として、管理会計の精緻化やIFRS(国際会計基準)の導入、デットやエクイティによるファイナンス、連結グループ機能の強化が必要となっています。

下記は、じげんグループが今年実施したコーポレートアクションや組織変更の一覧です。もちろんこれに加えて、四半期決算や株主総会、M&AのソーシングやIR、オフィスプロジェクトの検討や働き方改革、セキュリティ対策といった、多種多様な定常業務も行っています。

2月9日: アップルワールドの株式取得
3月20日: 東証1部への市場変更の申請
3月28日: 180億円の海外株式売り出し
4月6日: 新株予約権の取得消却
5月11日: 新経営体制の発表
6月27日: 東証1部への市場変更
10月1日: 新経営管理部部長の着任
10月1日: 情報システム室の新設
12月4日: トレードカービューの株式取得
12月18日: マッチングッドの株式取得の発表

東証1部上場企業ならではの高度なミッションと急成長ベンチャー企業ならではのスピード感、裁量範囲を共に経験できるじげんコーポレートでは、各職種で引き続き積極採用中です。特に法務責任者と人事責任者は業容拡大に伴って新設したポジション(これまでは執行役員等が兼任)なので、まずは話だけでもという方も含めて、是非下記リンクからご応募頂ければ幸いです。

▼【経営管理部】法務責任者候補 ※急募

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/9229

▼【経営推進部】人事責任者候補 ※急募

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/6443

▼【経営推進部】採用マネージャー候補 ※急募

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/12750

▼【経営管理部】経理・財務(チーフ~マネジャー候補)

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/22704

▼【経営管理部】経理・財務担当

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/22705

▼【経営管理部】労務・総務マネージャー候補

https://recruit.jobcan.jp/zigexn/show/b001/26934

株式会社じげん 寺田