2020年3月期決算と10億円の自己株式取得を発表しました。

こんにちは。じげんCFOの寺田です。

5月14日、2020年3月期決算を発表致しました。
決算短信、決算説明会資料は、それぞれIRサイトよりダウンロードできます。

■通期決算概要
2019年11月12日発表の修正計画に対して営業利益は若干の未達も、売上収益と親会社所有者帰属当期利益は過達で着地しました。
売上収益の過達には2020年2月にグループ入りしたアイアンドシー・クルーズ(IACC)の新規連結や積み上げ型収益の着実な拡大が寄与しました。営業利益の未達は、主に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた生活領域の旅行分野に起因(後述)しています。親会社所有者帰属当期利益の過達には戦略的な財務マネジメントが貢献しました。

■新型コロナウイルス感染層の影響と対応

まず事業運営の状況について、当社では2020年2月より段階的に社員の在宅勤務や会議のオンライン化を進め、5月現在では原則として全従業員が在宅勤務をしております。
一方で、当社主力であるインターネットメディア事業やシステム事業においてはテレマーケティング、ウェブマーケティングとの親和性が高く、営業活動や従業員生産性への影響は今のところ限定的です。

業績への影響について、2020年3月期においては旅行分野で事業を営むアップルワールドが大きく影響を受けました。また、4月以降、旅行分野以外にも新型コロナウイルス感染症の影響が波及しています。

需要の底堅い一部の求人募集企業や不動産仲介企業への営業強化を推進し、費用対効果や透明性の高い成果報酬型メディアとしての訴求を図ってまいります。

なお、掲載課金型メディアでは顧客企業からの需要が収益に直接影響するため、全般的な景況感との連動性が強くなっています。一方、成果課金型メディアでは顧客企業とユーザーとのマッチング数が収益を決定するため、相対的には景況感との連動性は緩やかです。当社では、掲載課金型メディア以外が連結売上収益の64%を占めております。


■業績予想
不透明な外部環境に鑑み、業績予想は第1四半期のみレンジ形式で開示いたします。2020年6月以降も現在の外部環境が概ね継続する前提で予想を策定し、顧客基盤獲得やプロダクト強化への投資は継続する一方で、広告宣伝費や業務委託費、外注費を中心に徹底的なコストコントロールを実施します。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大前の2020年1月時点では、顧客基盤拡大のための投資を着実に実行しながら積み上げ型収益を伸長させることで、売上収益は前年比+16%、営業利益は過去最高益の更新を目指していました。


■財務・投資
財務状態に関して、親会社所有者帰属持分比率(日本基準の自己資本比率)は74.6%、のれん対資本倍率は0.5倍と、財務目標の範囲内の健全水準にあります。

投資戦略に関して、戦略的なPMIによって業績改善を果たし、2020年3月期までのM&A対象企業からの累計EBITDAは総実質投資額である累計EVを大きく上回る水準にあります。これまでの投資成果や当社経営戦略との親和性に鑑み、顧客基盤拡大や商材拡充のためのM&Aに対しては引き続き積極姿勢で臨みます。

株主還元に関して、新たな財務方針に従い、10億円(発行済株式総数の2.7%相当)の自己株式取得を決定しました。今後も、当該年度の親会社の所有者に帰属する当期利益から戦略投資額と配当総額を除いた金額を翌年度の自己株式取得枠とする方針を継続します。